大反響!堆肥発酵請負人の「堆肥のお仕事」Part2
2018.04.11
朝方、少し小雨が降りましたが
今日も春を感じる暖かい朝です。
最近、
このブログを見てるという方が
想像以上に多い事や、
意外な反響があることに少し驚いてます。
なので、
食レポなどの浮かれた内容は
極力減らして、
会社の代表として威厳ある真面目な
情報発信を心がけようと
決意しております。
と、いうことで、
昨日のフラワーアーティストは引退です。
では真面目な更新を。
2月は宮崎県川南町の養豚場様との
新規の堆肥コンサル契約。
3月は同じく川南町の酪農家様と
新規の堆肥コンサル契約を頂きました。
コンサル実績はもちろんですが、
「畜産糞、取扱量・質で日本一」を目指す!
という目標に確実に近づいているのではと
実感します!!!!!!!!!!!!!!
早速、コンサル開始ッ!
ここで、
ワンポイント。
牛・豚・鶏など、
様々な畜産の糞がありますが、
中でも
酪農(牛乳を生産する為の牛)の糞は
糞自体に
カロリー(栄養源)が非常に少なく、
含水率が高いので、
発酵させて堆肥化するのが
とても大変なんです。
今回もその過酷な酪農の現場・・・・・。
含水率が高いので堆積できずに、
堆肥舎から溶岩のように
流れ出してくる状況。
場内全ての堆肥舎がこの状態。
回転ロータリー式の発酵槽も
発酵の蒸気も全くないし、
発酵していないので、
糞の色も生糞のままの色・・・・・・。
この発酵槽も雪崩のように大変な状況。
発酵槽を確認すると、
ブロワー配管も完全に目詰まり状態。
さぁ、
この酪農の現場をどう立ち上げるか?
この膨大な量のスラリー状の糞、
どこからどのように処置するか・・・?
今回も技術・経験を結集させて、
堆肥発酵請負人の
ビフォーアフター劇場スタートです!
先ずは発酵槽の改良を。
掃除をして、
空気設計に基づく配管に交換。
この配管後は目詰まり防止の
ちょっとした工夫も・・・・・・・・。
詳細は企業秘密。
ブロワー機器も今回新品に交換の為、
新たに架台から制作・施工を実施。
土台工事をして、
専用架台にブロワーを取り付けて、
制御盤で自動運転。
設備や環境は整いました、
最後は肝心な堆肥の仕込み!!!!!
気相(空気)、
固相(糞【栄養源】)、
液相(水分)、
を副資材等で調合して
酪農の糞が発酵する最高の条件に処置。
ここが堆肥コンサルの重要なポイント!
長年の経験と技術がここにあります。
設計計算に基づき、
酪農のスラリー状の糞を比重調整しながら
仕込んでいきます。
比重調整して仕込みが完了した糞は、
ブロワー設備がある発酵へ
堆積させていきます。
もちろん、比重調整済の仕込んだ糞は
流れ出すことなく、
ちゃんときれいに堆積できます。
さて、
この仕事の結果は・・・・・・・・・。
・
・・
・・・
・・・・
・・・・・
翌日、
湯気で奥が見えない状況に!!!!!!
発酵温度も仕込んだ翌日で70度ッ!!
これが発酵!これぞ発酵です!!!!!
酪農現場での作戦名、
「糞で糞を制す」。
このキーワードが今後の酪農現場に
革新をもたらすと自負しております。